離型問題を素早く解決したい
型寿命の向上
低価格と短納期を実現
スイスIEPCO社の表面処理技術は、創立者のE.A.Faude氏が長年に渡りジェットエンジンに使用されるタービンブレード の破損防止の研究に携わり、その技術をもとに一般産業機械や精密部品へ応用した技術です。このタービンブレードは毎分数万回転するため数多くのブレードの中には 根元部より折れ飛ぶものがありました。それらのブレード表面には欠陥が有ることを突き止め、との問題解決に古くからヨーロッパで利用されていたピーニング技術 (金属の大型フレーム等の機会強度を向上させる為に金属表面に鉄球を打ち付ける)を応用しました。金属表面とそこにある問題を研究して得たIEPCO社の表面処理技術を 貴社の問題解決に是非お役立てください。
モールドプラスセンターのイエプコ(IEPCO)表面処理は、荒れた金属表面をミクロで見た不安定要素のクリーニングを行い、ついでその金属表面組織を微細にし緻密化されることで、 加工後の金属表面がもつ欠陥をなくし、その表面に求める特性を付加させます。
クリーニングプロセス | 放電薄層、微細カエリ等の加工変質層及び、表面に浮き出た偏析物を除去します。 |
---|---|
ピーニングプロセス | マイクロポリシティ、マイクロクラックの辺億や引張残留応力を圧縮応力へ転換します。 |
イエプコ処理には大きく分けて、「クリーニング工程」と「ピーニング工程」の2工程あります。
切削加工、放電加工後の表面には、加工時の熱によって合金製文中の低溶融金属が偏析物となり、弱い接着力で母材の表面上に析出します。 この変節物が脱落してできた微細空孔をマイクロポロシティと呼び、イエプコ処理のクリーニング工程では、上記の偏析物を除去すること ができます。すると、処理表面は機会加工後の表面よりもマイクロポロシティが多く現れます。次にピーニング工程では、クリーニングによって現れた マイクロポロシティを閉塞させる作用をします。